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米中助け合い運動

 「破7」――1米ドルが6元台に突入した中国で、各新聞紙上にこの破7の活字が踊る。2005年7月の切り上げ以後、初めての6元台で、その間の上昇率は約16%にのぼる。
 しかし、よくよく考えてみると、この6元台、そんなに高い水準ではない。1993年末、二重レート解消時のレートは1ドル=5.8元(!)だった。それをいったん切り下げてからの中国の勢いは周知のとおり。安い人民元で輸出を伸ばしに伸ばし、いまや世界で一番外貨を溜め込んだ。その額、なんと1兆5000億ドルにもなる。
 先日、「産経新聞」に面白い記事が出ていた。それによると、中国の米国債保有額がこの1月末で4926億ドルに達したという。日本のそれは5669億ドルで筆頭だが、この1年間に400億ドル売却している。それに引き替え、中国はこの1年で910億ドル買い増しし、中国が米国の大パトロンに取って代わろうとしている、という記事だ。
 米ドル暴落のいま、米中助け合い運動が展開中。ここでも日本の存在感が薄らいでいる。まあ、米国にしては体のいい乗り換え。日米新時代――この言葉もだいぶ意味が変わってきそうだ。  (A.M)
2008年04月15日(火)  06:00  / この記事のURL