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今年の桜を「絵はがき」としてお届け

 どこに居ようが忙しかろうがお構いなしに桜の開花季節前には数十年前からかかわりを続けるいろんな友人グループからの花見イベントセッティング、調整で瞬間、忙しくなる。
 なかでも「気のおけない」最終スクールの学友とのイベントが一番面白い。その学友のほとんどはメディアで働く。彼らは昭和の第一、二次オイルショック後の大不況、大就職難のなかでやっと見つけた職は、想像を絶する厳しい下積みの世界である報道やCM、写真スタジオアシスタント。スタジオに寝袋持参して“住み込みした”者もたくさんいた。
 彼らは、今では「古臭い」と言われるだろうが、そんな“軍隊”のような世界を経て、ベテランフリーランスフォトグラファー、CMディレクター、プロデューサー、あるいは会社組織の写真部デスク、スタジオ経営者へと、それぞれの道で生きている。
 「酒の肴」としては大変失礼だが、故・岩宮武二(写真家)先生が唱えた「写真作家論」を教わった一期生の彼らは、桜の下に集まると「『写真バカ』にならなくてよかったな」と回想する。不肖で知られる宮嶋茂樹氏の活躍は、なにをかくそう作家論が写真に付随しているからだろう。異論なしである。
 一枚の写真は「絵はがき」であるべきである。ペラペラしゃべって説明、あるいは長いキャプションがなくてはならないようでは写真ではない。一枚の写真がすべてを物語る。加えて「季節の色、質感」を瞬時に切り撮る。桜の満開を目の当たりにし、改めて忙しいなか、添付の一枚を季節の絵はがきとして読者の皆様方に兵庫・芦屋からお届けします。 (M.S)
2008年04月04日(金)  06:36  / この記事のURL