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和柄のイコノロジー

 いま、和柄がアツい。インナーやスポーツウエアで和柄を活用したデザインが一部で人気だ。日本だけでなく、海外でも異国情緒が受けているのだろう。
 最近では東レきもの販売が和柄と東レの先端素材を融合した生地ブランド「和美紗」を立ち上げた。グンゼもメンズインナー「ボディワイルド」で和柄ボクサーパンツ「ボディワイルド ジャパニーズスタイル」を仏パリの国際下着見本市「パリ モードシティ」に出展するなど、その注目度は俄然高まっている。
 ところで、和柄文様には伝統的にイコノロジー(図像解釈学)による意味づけがある。例えば波文様が鱗のように並ぶ「青海波」は、絶えることの無い運動を表し、悠久無限(永遠)を意味している。
 もっと面白いのが骸骨。ざん新な意匠モチーフだが、着物では伝統的に使用されていた意匠だ。そこには、あらゆる人間は老い、最後には骸骨になる。そこには男女の別も無く、身分の貴賎もないという「平等」という意味が込められる。同時に、限りある人生という時間の制限から解放されたユートピアがあるという一種アナーキーな思想を表現しているのである。
 そういったことを念頭において和柄を楽しむのも、また楽しからずや。
(写真は、東レきもの販売の資料から)
2008年10月08日(水)  07:03  / この記事のURL

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