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“新論文発表”を拝聴

 森下公則デザイナーが手掛ける「キミノリモリシタ」の展示会は、超絶的な職人技、新しい加工技術が満載なので、いつも新しい論文発表を拝聴するような気持ちで取材に臨むことにしている。
 09春夏コレクションのテーマは、詩人であり作家でもあり冒険家でもあった「サン テグジュペリ」。“男があこがれる男”のイメージを捜していたら、彼にたどり着いたという。
 先日のパリコレクションで見せたランウェーショーは、エクリュとホワイトをベースにブラック、淡いピンクを挿す柔らかく軽い雰囲気のコレクションで、今までにないエレガンスと瑞々しい透明感が印象的だった。
 しかし展示会で、一品一品をじっくりチェックすると、そこはやはりこだわりの宝箱。7種7色の糸をミックスさせたハンドメードのニットジャケット、インドのアンティークのテープを張ったシャツなど、こだわりのアイテムだらけだった。
 中でも飛行機乗りから連想したアイテム群は、マニア必見の逸品。写真の軍パンはもはや本物のどの軍パンよりヘビーな雰囲気を備える。一見革に見えるポケットの縁取りは、なんとゴム! 洗濯と劣化がちょっと心配だが、新しいことに貪欲に挑戦する気概は本当に素晴らしいと思う。
 8月22〜27日には、「キミノリモリシタ」の回顧展を東京・青山のレクレルール東京2FのESPACE218で開催予定。今から待ち遠しいです。
2008年07月22日(火)  05:53  / この記事のURL

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