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狙い目は米のコンテンポラリーブランド

 商社がこのところ、米のコンテンポラリーブランドで青田買いしようと活発な動きを見せてきた。「トレイシー・リース」は東レ・ディプロモード、「ミリー」は今年からコロネット商会が販売しているが、このほかにもアレキサンダー・ワンなど未定の人気ブランドは多く、その動向が注目される。
 日本での販売だけでなく、日本のテキスタイルを販売するという面からも今後、米国のコンテンポラリーブランドは期待の的だ。欧州メゾンへのテキスタイル輸出は挑戦すべき課題だが、競合企業も多い。受注の波も大きい傾向が見られ、欧州だけでなく、やはり米国ブランドも攻めたい。
 米国のコンテンポラリーブランドは手の届く価格帯で、素材・デザインともに優れているのが人気の要因。国内のおしゃれ好きだけでなく、最近は石油で潤うロシアの買い付けが急増しているほか、ユーロ高を背景にEU(欧州連合)のバイヤーも多い。
 ニューヨークだけでなく、カリフォルニア発のブランドも注目される。総じて中国系や韓国系などアジア系が多い。才能に加え、中国のハイエンドの工場を押さえているとか、人脈を生かした生産背景も成功の大きな一因とされる。20代初めから30前後と若いデザイナーが多いのも特徴で、等身大でリアルクローズを生み出しているのも人気の一因のようだ。
 それにしても大勢のアジア系が活躍するなか、日系デザイナーがいないのは寂しい限り。グローバル競争が一段と進む現代、せめて日本のテキスタイルメーカーには米のコンテンポラリーブランドも攻略して、世界へ大きく攻めていってほしい。
(FK)
写真は「アウトサイダー」

2008年07月03日(木)  06:34  / この記事のURL

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