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「備えあれば憂いなし」だが・・・

 昨日から本日までインテックス大阪で地域防災防犯展が開催されている。初日に取材に行ってきたが、不景気がささやかれる世情にもかかわらず、なかなかの盛況ぶりだった。
 出展者によると、ここ数週間、あれこれと大きな事件が発生し、その印象が強い時期の開催だけに来場者の関心は高いという。出展者も官民交えて広範囲にわたり、ビジネス的な観点でみても拡大中の市場であることは間違いない。
 会場内で大規模なデモンストレーションを行っていたのが地震の発生を短時間で知らせるSバンド防災放送だ。本来のSバンドは専用衛星を使って、全国津々浦々でモバイル機器向けにコンテンツ配信を行うために開かれた電波帯。その安定した到達性能を地震速報に活用するのがSバンド防災放送だ。
 受信機(置時計型など)があれば、理論上では、気象庁が地震を感知したのと、ほぼ同時に緊急地震速報を得ることができる。「テレビでも同じことではないか」と先週の経験上は考えがちだが、データの連絡経路の関係で、少なくとも数秒の差は出るし、そもそもテレビを見ていないとどうなるのか。
 そこがSバンド防災放送のメリットであり、訴求点なのだという。正直「もう少しで大きい揺れが来ますよ」といきなり言われても困るが、いきなり大きな揺れが来るのはもっと困るのも事実である。
 それだけに、この手の道具の普及が進むのは個人的には歓迎だ。しかし、防刃ベスト同様、出来る限り無用の長物であってほしいとにぎわう会場の中で思う。(K・S)
2008年06月20日(金)  05:50  / この記事のURL

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