書庫が欲しい
愛書家共通の悩みといえば、本の置き場所。部屋の壁はすべて本棚で覆われているのだが、いよいよ棚から本があふれ出した。仕方がないので、床に平積みにするのだが、日に日に“本の塔”が伸びてゆき、いまにも崩落寸前(写真)。わたし程度のプチ蔵書家でもこの有様なのだから、本物の蔵書家の苦労は、さぞ大きいことだろう。
一説によると、個人での蔵書数日本一は、谷沢永一関西大学名誉教授の15万冊、2位が紅野敏郎早稲田大学名誉教授の13万冊。そして、3位がわたしの恩師、S先生の10万冊だといわれる。個人で蔵書が10万冊を超えるのは、この3人しかいないそうだ。
そういえばS先生のマンションは、玄関まで本があふれていた。これとは別に、実家にもトラック数台分の本があふれているという。
なぜこんなことを思い出したかというと、新聞を読んでいると、このほど発生した岩手・宮城内陸地震で、本の下敷きになって死亡した人がいたというニュースが目に入ったからだ。本当に恐ろしいことだと思う。
結局、問題を解決するには、専用の書庫を設けるしかないのだが、日本の住宅事情が許さない。
しかし、愛書家にとってもっとも恐ろしいのは、地震や火事など災害で、蔵書を失うことだろう。江戸時代の儒者、林羅山は明暦の大火で書庫を焼失し、万巻の蔵書を失う。その4日後、羅山はショックのあまり死去した。この話を聞くと、愛書家は皆、胸が苦しくなる。(M.U)
そういえばS先生のマンションは、玄関まで本があふれていた。これとは別に、実家にもトラック数台分の本があふれているという。
なぜこんなことを思い出したかというと、新聞を読んでいると、このほど発生した岩手・宮城内陸地震で、本の下敷きになって死亡した人がいたというニュースが目に入ったからだ。本当に恐ろしいことだと思う。
結局、問題を解決するには、専用の書庫を設けるしかないのだが、日本の住宅事情が許さない。
しかし、愛書家にとってもっとも恐ろしいのは、地震や火事など災害で、蔵書を失うことだろう。江戸時代の儒者、林羅山は明暦の大火で書庫を焼失し、万巻の蔵書を失う。その4日後、羅山はショックのあまり死去した。この話を聞くと、愛書家は皆、胸が苦しくなる。(M.U)
2008年06月18日(水)
06:00
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