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人を守るのは、人だから

 射抜くような視線。セコムの社員が勤務前に行う服装チェックだ。「ユニフォーム+(プラス)」6月号は巻頭特集で警備・防災の現場をクローズアップ。セコムの取材では、日本の警備業の先駆けとしての軌跡、「社会システム産業」を理念に介護、保険、ITセキュリティーまで広がるその企業姿勢に触れた。同社の警備員の制服は2005年、山本寛斎デザイン、ファーストリテイリング制作で一斉にリニューアル、話題を呼んだ。
 独自開発の技術の高さで知られる同社だけに、制服の管理もさぞハイテクで―と思いきや、台帳と情報端末を使った、至ってオーソドックスな方法だった。ここで効果を発揮しているのが冒頭の2人1組になっての服装チェック。着崩れや汚れがないかを確かめながら「警備のプロ」としての意識を新たにし、日々繰り返すことで業務に不可欠なモラルを維持する。
 「人間の優れた部分に機械の高性能が加わって、初めて真に安全なサービスを提供できる」と同社。ハードウエアや制服がそれ自体どんなに優れていても、使うのは人。警備員一人ひとりの意識を高みへと導く同社の姿勢、そして制服の役割を垣間見た思いだった。  (S.T)
2008年05月28日(水)  05:52  / この記事のURL

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