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 自宅から自転車で少々行ったところの福島区吉野に松下電器発祥の地の記念碑がある。この近辺で幸之助氏は有名な二股ソケットを作って売っていたらしい。
 とにかく、なんの変哲もない児童公園にドンと居座る記念碑は大迫力である。大人は畏れ多くて、そんな気は起きないが、子供は登攀意欲を駆り立てられるのか「危険ですので上らないでください」の作り付けの注意書きもうなずけるというものだ。
 碑文には幸之助氏の言葉として「自分には/自分に与えられた道がある/広い時もある/せまい時もある/のぼりもあればくだりもある/思案にあまるときもあろう/しかし心を定め/希望をもって歩むならば/必ず道はひらけてくる/深い喜びも/そこから生まれてくる」とある。
 個人的に気を惹かれるのは「思案にあまるときもあろう」だ。別にこの一文がなくても、それなりに文章はまとまる。しかし、この一文があることで「力なき者へのおもいやり」が感じられ、好感度は上がる。
 成功者の「成功したけりゃ、お前も俺くらい頑張れ」というのは正論ではあるが、傲慢ではないかと思う。
 で、経営の神様の碑文に偉そうに講釈を垂れるのは記者の傲慢である。
 碑は福島区の野田本通り商店街を抜けたところにあるので、興味のある方は是非どうぞ。(K.S)
2008年05月23日(金)  05:40  / この記事のURL

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