アパレルウェブ ホーム

人工ゆえの付加価値

 服飾資材商社の清原の展示会に取材に行った際に紹介されたのが、この「京都オパール」。京セラが開発した、いわゆる合成オパールだが、樹脂含浸処理によって幅広い色付けができる。また、オパールの特性であるもろさも解決している。
 宝石には、とんと縁の無い生活をしているので、オパールって松ヤニが固まってできるんでしたっけ(それは琥珀)―程度の知識しか持ち合わせていない。京セラのウェブサイト(http://www.kyocera.co.jp/prdct/kyotoopal/index.html)で勉強すると「わずかな水分を含む二酸化ケイ素の微細な粒子。この球状の微粒子がびっしりと詰まって並びゼリー状に固まったものがオパールです」とのことだ。
 合成とは言え、天然に準じた生産手法のため、コストと生産日数が必要で、価格もそれなりにする。ただし、天然モノよりは安い。
 色付けやカッティングによる付加価値を考えると物質的には「人工」の価値が高いのではないかと思えてくるが、これは宝石に縁の無い人間の戯言か。(K・S)
2009年07月03日(金)  07:00  / この記事のURL

考えるヒント

 街中で、いまでは当たり前のように見掛けるブラック(黒色)のファッションや穴あき等のダメージ(グランジ)ファッション。これらの現象はあるデザイナーの登場によってもたらされたもので、1980年代以降のことだ。
 そのデザイナー、川久保玲氏がパリコレに登場したのが80年代初頭。伝統のステージで既存概念を破壊したファッションを提案し、新時代のモードを創造した。その強烈で個性的な表現は様々な物議を巻き起こしたが、その愚直なまでに一貫したスタイルは世界からの支持を得た。
 他に迎合せず「今までにない服」を発信し続ける彼女の作品(コム・デ・ギャルソン)などを通じて、「衣服の創造性とラグジュアリーの関係」などを考察するファッション展(「ラグジュアリー:ファッションの欲望」展)が開かれる。
 会期は10月31日〜2010年1月17日。場所は東京・木場の東京都現代美術館。閉塞感が漂うモード業界だが、それを打破するためのヒントが見つかるかもしれない必見の展示会だ。(Y・N)
2009年07月02日(木)  06:00  / この記事のURL

セルフレジに遭遇

 先日、ある量販店の食料品売り場でセルフレジなるものを初めて知った。客みずからがバーコードをスキャンして精算するもの。特売日などはレジ待ちでイライラすることが多い。しかし、レジを増やすには限界がる。これを解消するのがセルフレジらしい。人件費も掛からないというメリットがある。
 意図的あるいは間違ってスキャンし忘れることも想定し、最初にかごの総重量を計測。スキャン後の商品の重量と照合する不正防止機能も開発されているそうだ。意外と使用している人は少なかったが、現金払いから電子マネーに移行が進めば案外普及したりして。(T・N)
2009年07月01日(水)  02:00  / この記事のURL

加齢臭よさらば!

 アラウンド30、40の男性にとって、汗の臭い&加齢臭が気になる季節がやってきた(てしまった)。自分はというと、少しの香水と制汗デオドラントペーパーを併用することでしのいできたのだが、いかんせん匂いの元を撃退するまでには至らなかった。
 だから去年、こいつと出会ったときは本当に長年の悩みが解決された気がした。資生堂の「Ag+」(http://www.shiseido.co.jp/ag/)。銀含有ゼオライト(銀・亜鉛・アンモニウム担持ゼオライト)配合のスプレータイプで、銀の殺菌力で匂いの元となる菌をカットするというスゴいやつだ。
 こいつを出かける前にシューと吹きかけるだけで、どれだけ汗をかいても匂わない。シートタイプを併用すれば鬼に金棒で、湿度90%、気温38度の蒸し暑い真夏でもどうにか過ごせそうな気がする。
 しかし、最近ちょっと気になることが。スプレーをしなかった部分から漂う匂いが以前より増したような気がするのは……気のせいですよね。(K・M)
2009年06月30日(火)  06:00  / この記事のURL

次代のファッション業界の勝者は

 最近は「安くしても売れない」という話が多くなった。あるブランドはセールのシーズンイン前に5割引きを実施したが、売れ行きが芳しくない。某ネット通販では9割を超える値引きがある・・・。明らかに、低価格を訴求する市場は混乱している。
 一方、小松精練はデジタルプリントファブリック「モナリザ」を某ブランドに6月初めに納入したところ、1週間後には追加発注があった。
 それはナイロンにツィード調のプリントをしたという、初夏ものとしては非常に珍しい一品。ジャケットの上代は5万円近い。この一例をとっても、魅力的な商品は安くない価格でも一定規模の市場があることが分かる。
 売れている商品を後追いで安価に作るというビジネスモデルから、いち早く脱却できた企業が、次代のファッション業界の勝者になるのではないだろうか。(F・K)
(写真=小松精練の「モナリザ」)
2009年06月29日(月)  09:54  / この記事のURL
 | 次へ