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中華按摩
背筋痛になっていました。
中国国内で飛行機に乗る機会は多く、去年は出張、旅行、帰国、研修会などで年間20回以上のフライトでした。
今年の2月の下旬に広州からハルピンへの帰りの飛行機で、背中から腰にかけてちょっとした筋肉痛(?)のようなものになりました。
自分では勝手に『中華エコノミー症候群』と呼んでいますが、正式には血行障害など別の障害をさすようです。
長時間狭いエコノミーシートに座っていると腰や背中が痛くなるのです。
特に中華系の飛行機は座席間の空間が狭く、前後左右共に微妙に小さい席です。そのために、長時間のフライトではけっこう苦痛です。
実際に測ったわけではないですが、中国の飛行機の座席位置間隔は他国のものより狭いような気がします。
ANAの座席では足が組めるのですが、中国東方空港の座席では足は組めません。
機種にもよるのでしょうか?何となくそう思えます。

最近に痛めた背中の痛みはけっこう長引きました。
普通にしている分には大丈夫なのですが、しばらくじっとしていた後に首を急に動かしたりすると背中に痛みが走ります。
それでもって按摩のお世話になることにしました。
中国では至る所に按摩屋さんがあります。
按摩さんにも色々と種類のようなものがあるようです。
全身の按摩(健身按摩)や足裏按摩(足底按摩)などに加え、鍼灸や吸引ビン(抜罐)などを行なう店もあります。
また、なにやら怪しげな按摩屋も存在します。

近所にも按摩屋さんがあり、その1軒は小奇麗でシャワー室もある店ですが料金は全身按摩で70元、もう1軒は中医按摩と言って小汚いですが本格的な按摩屋です。大部屋でするので料金も安く30元です。

痛めた背中のために按摩屋さんに行ってきました。
最初は中医按摩の店に行きました。
按摩師は男性です。そのためか力が強く、「痛いのですが・・」と遠慮気味に伝えても「これが中国4千年の按摩だ!」とばかりに益々気合をこめて揉みあげてくれます。骨がバキバキと音を立てていました。
按摩と言うものも行きなれていないと按摩酔いするといいますが、その日のわたしはそんな感じでした。
家に帰ってからも全身が熱く、効いたのか効かなかったのか判然としない状態です。背中の痛みはしばらく取れなかったので日を置いてもう1軒のほうに行ってきました。
そっちの店の按摩師は女性です。
彼女たちも按摩の専門校を卒業しているため上手です。
女性であるためか指圧の力加減が強すぎずいい塩梅です。
按摩しながらなんやかんやと会話も可能です。
いい気持ちになって、途中はウトウトとしてしましました。
この日は前回と違って痛みに我慢することなく終えることができました。2軒のタイプの違う店ですが、会社の同僚に言わせると中医按摩の店の方が好きだそうです。彼は痛められるのが好きなようです。

気持ちよく按摩屋さんを出て、ふと隣の店を見るとそこは女性の胸を豊かにするための治療院でした。 (豊胸とダイエットの看板が出ています)
そういえば、中国では豊胸のテレビCMを見ることがよくあります。
ウソか誠か、何人かの女性が、治療前はぺちゃんこなのですが治療後は胸の谷間を誇らしげに誇示しているというような映像を流しています。
これに類似した、ダイエットや顔の染み取り、しわ取りなどのCMがよく流れています。
おそらくコンピューターグラフィックを駆使した映像化と思われますが、日本でやると薬事法かなんかで挙げられそうな映像です。
セローのマジックのように見る見る改善していく映像です。

中国独特の大げさな表現はこんな所にも現れているようです。
「白髪三千丈」「単騎千里を走る」「天涯地久」などの表現は中国独特の誇張表現です。こんな表現が当たり前の中では、あの程度の誇張テレビCMなんかは可愛いもんだと・・・思いますが・・・。

そんな按摩でのたりのたりしながら明日への100万倍(これも誇張か?)の英気を補っています。

 2006/03/26 10:41  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

現地化してきたのかも
中国に住んでいて最近ふと感じたことがある。

それは、私が現地化してたこと。
英語でかっこよく言うと『Localize』されてきた。
このローカライズという単語は、コンピューターソフトを先方の事情に合わせて変更したり、言語やシステムの手直しをしたりすることを言うのに使われたりもしています。

私も中華圏に足掛け9年になりますが、ふと気がつくとLocalizeされてきてる、と感じることがあります。
食事をするとき、車を運転している時、外を歩いている時、などにLocalizeしてきたことがあるかもしれない。

食事中の、たとえばエビや蟹の殻、魚の骨などを抵抗もなくテーブルの上に捨てること。
日本にいた頃は行儀良くお皿の上の端の方に置いたり、ティッシュに包んで捨てるとかしてましたよ。タバコも必ず灰皿に捨てていました。
こっちでは相当高級レストランじゃない場合、食事中にでたごみなどはテーブルの上や床にポイポイ捨てています。タバコも空いた皿を灰皿代わりにしたり床に捨てたりする風景はざらに見かけます。
そんな中で長くいたもんだから、『右に倣え』じゃないけど自分もそんな風になってきてしまっていました。(ウゥ、言い訳くさい)
だから食事後のテーブルの上はめちゃめちゃ汚い。

車の運転も車線変更はウインカーをちゃんと出さなかったり、クラクションをやたら鳴らしたり、無理やりの割り込みをしたり、歩行者優先は丸無視したりと、徐々に慣れきった運転をしています。

路上でも横断歩道のない道路を無理やり柵越え横断したり、赤信号でも無視して横断したりしてきたので、けっこう交通量が多いところでもみんなに遅れずに渡れるようになって来ました。
昔はこわごわと遅れながらや、一緒にいる人に庇われながら渡っていたのにね。

『郷に入れば郷に従え』、中国語では『入郷随俗』と書きます。
以前中国の常識についてちょっと触れましたが、習慣という問題も似たような意味・使われ方があると思います。

『習慣』と『常識』似ているようですが、決定的に違うことがあります。
たとえば、【中国で『乾杯』と言う『習慣』があります。『乾杯』と言って飲み干すのが礼儀で『中国では常識』です。】という風に私が書いたとします。
この文章はどこかおかしいでしょうか?
国語の問題ではありませんよ。

『常識』は『ある社会で、人々の間に広く承認され、当然もっているはずの知識や判断力。一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力』と辞書(大辞林・大辞泉)にあります。即ち正しいと思われている価値観のような物だと思います。
でも、『習慣』は違います。『悪い習慣、いい習慣』などと表現されるように、習慣というものには善悪共に含まれます。『悪い常識、いい常識』などとは言いませんよね。

くねくねと書きましたが、要はこっちでの生活習慣に慣れてきたのですが、どうも良くない習慣にはすぐに染まるようです。
『常識』では受け入れられない『習慣』にはなかなか染まりませんが、その『習慣』が中国では『常識』なのであれば、その『習慣』には従うようにするべきでしょう。でもその『習慣』が受け入れられない場合もあるのは、日本での『常識』や『習慣』の違いがあるからかも知れません。

どうです。『習慣』『常識』、この2つを多用して文章にするとややこしくて頭が混乱しませんか?
その通り私も変に慣れて来たもので、考え出すと混乱します。
国が違うことから来る習慣の違いと、常識の差は時に頭を混乱させます。

Localizeされつつある習慣について、のたりのたりと流されている自分を感じている今日この頃です。
 2006/03/11 10:50  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

日式シュークリーム
最近ハルピンの某百貨店の地下でシュークリーム屋さんを見つけた。
上海などでは日本の企業がやっているシュークリーム屋さんがあるのは知っていたし、売上げもそこそこ良いらしいと聞いていた。
でもハルピンで日本式シュークリームを見かけたのは初めてでした。
思わずそのシュークリームを買ってしまいました。

味はカスタード、ココアなど6種類もあります。
やや小ぶりなシュークリームですが、食べてみるとこれがまたおいしい。
あまりしつこくない甘さで、日本のシュークリームと同じ味です。
1個2元(28円ぐらいかな)で売っていました。
上海ではかなり大き目のシュークリームで、1つ食べると結構胃にもたれるぐらいの量で、1つ確か6元だったと記憶しています。
1つ2元ではハルピンではちょうどいい値段でしょうか。3元でもおいしければ売れると思います。

そのシュークリームが美味しかったので、お店の女性に声を掛けてみました。
すると、彼女は日本語が出来るではないですか。
聞くところ、彼女は日本に留学し、日本語を習ったあと東京の調理師専門学校で洋菓子作りを習ったそうです。
2年半ほど洋菓子作りを習い、このほど帰国してシュークリーム屋を始めたとのことでした。

始めたばかりなのですが売上げは少し苦戦している模様です。
味はおいしいのでうまくやれば繁盛しそうです。シュークリームの単品だけでも勝負できそうなぐらいおいしい。
しかしいかんせん、場所が悪い。
1つにはその百貨店の客層にもあまり合っていないようです。
シュークリームは若い女性がメインターゲットではないでしょうか?
その百貨店はけっこう年齢層が高い店です。その上スーパーマーケットの中に位置していて、しかもけっこう奥の方にあり、しかもその場で清算できないシステムです。
また、店の見せ方もあまりよくない。せっかくのおいしいシュークリームが台無しです。
食品類、特に洋菓子系統のお菓子は見せ方に工夫が必要。
VMDの考え方ではないですが、おいしく見せる見せ方が必要です。
みて、「あ、おいしそう、食べてみたい」と思わせる見せ方が要ります。

あと、シュークリーム以外のメニューに工夫が足りないような気がすること。
まあ、シュークリーム以外のメニューは今後の課題として、シュークリームとエクレア、欲を言えばワッフルなどを柱にして、販売方法を研究すればかなりいけそうです。

かつて、食品をおいしく見せる色と言うのを教えてもらったことがあります。
照明や配色を暖色系にすることで食欲が増すらしいのです。心理学的にもオレンジ系の色は食欲を増進させる効果が認められているそうです。また、その補色であるグリーン系の色を加えることでさらに目立つと言う効果も期待できるそうです。
VMDの講義でも確かこれに似た内容の話があったように記憶しています。
VMD老師の深澤智浩氏なら、きっとおいしそうに見えるシュークリームの見せ方を考えてくれそうです。

彼女のシュークリームが我が百貨店で販売できれば、客層も合っているし入店客数も多いので売れるのではないか。

個人的な趣向で商品MDを選んではいけないと、自分に言い聞かせてはいますが、何とかあのシュークリームを近くで食べたいと思ってしまうのです。日式シュークリームをハルピンで普及させたい。

中国などで『日式○○』という表示を見かけることがあります。日本式のという意味ですが、我がスーパーマーケットの中でも『日式豆腐』と言う物が置いてあります。何のことはないタマゴ豆腐なのですが、どうして日式とわざわざ銘打ってあるのかは謎です。スタッフは日本の豆腐とはこういうものなんだと思っていたそうです。日本にもタマゴ豆腐はありますが、日本独特のものかどうかは『?』ですね。まあ、思い込みもあるのでしょうが、最近も『日式色拉』というメニューに出くわしましたが、ワサビ味の醤油ドレッシングのサラダでした。まあ、こんなもんですね。

おっと、脱線しましたが、この『日式シュークリーム』はおいしいですよ。
久々にシュークリームなんかを食べてのたりのたりと日本を思い出しています。

 2006/03/01 11:02  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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中国系資本の百貨店に勤める百貨店マン。小売業とは如何に付加価値の高いモノを売るのかを考えること。 中国での奮闘ぶりを少しでもお伝えできれば幸いです。

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