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タイムカプセル
暫くぶりに日本に帰っていたのですが、田舎にも帰りました。

その間日本は春満開で、まだ寒いハルピンとはまた別の趣です。
ハルピンは、極端に言えば半年は冬のような感じです。
日本は四季の区別がはっきりしていて、いろんな所で季節を感じる事が出来ます。
日本中で春になれば、「さくら」と言うキーワードで賑わいます。
八百屋やスーパーには春の食材が並びます。
食べ物の中にも春という季節感を意識したものがたくさん出てきます。

四季を大事にする日本人の意識と言うものを日本に帰って新たに感じる事が出来ます。
日本人は意識するとしないとにかかわらず、『時間と言う概念』を常に持っている民族のような気がします。
時間を大切にする意識が強い民族ではないでしょうか。

あるワールドジョークで、会議に遅れない日本人のことを皮肉ったものがありましたが、とにかく世界でも時間に正確なのは有名です。
確かに日本以外のアジア圏では時間にルーズと言うかおおらかと言うか、時間を守るという観念には差があります。
ここハルピンでも、約束の時間に来ない理由で一番よく耳にするのが「塞車!(車が混んでた)」です。
なぜかこの一言で回りはみんな納得したように突っ込まないのは不思議です。
1時間あまり遅れて、「車が混んでた」の言い訳は、私だけ胸の中で、『それを見越して出ろよな』なんて突っ込んでいます。

時間とか季節感とかに敏感な日本人ですが、アジアで暮らすのが長くなるとそんな感覚がだんだんと薄れてきたようにも思います。
な訳で、たまに日本に帰るとそんな感覚がとても新鮮に感じたりします。
時間をを大切にするという日本人の感覚は忘れてはいけないと思ってしまいます。

田舎に帰ってゆっくりしている時に、懐かしい家の中を整理しました。
高校卒業までこの実家で育ちましたが、それから随分と月日が流れています。
中学校時代には郵便切手を集めたりしていました。
その収集切手集を久しぶりに見つけました。
趣味週間切手や東海道五十三次シリーズ、国宝シリーズなんかの切手をコツコツと少ない小遣いで買い集めていました。
また、記念コインや古い紙幣も集めていましたが、そのコレクションも発見。
昭和初期の大きな穴なしの50円硬貨や、5円玉もあります。
中学高校時代に集めたものなので、たいしたものではありません。でも、今の自分にとっても大切な宝物です。

小学校時代の卒業文集や当時の学校新聞まで出てきました。
犯罪者になれば、この文集が週刊誌なんかにでるんやろうななどと、冗談を言いながら見直していました。

まるで、タイムマシンに乗って昔に返ったようでした。
実家は私のタイムカプセルでした。

現在過去未来、いろんな時間の流れがあります。
ハルピンでもそうですが、今の中国は非常な速さで発展しています。
かつて日本が高度成長時代でいっぱい失ったものがありますが、中国でも似たような状況のような気がします。
時と言うものを大切に、古きよきものを失わない気持ちを持っていきたいと感じています。

 2007/04/22 23:28  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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中国系資本の百貨店に勤める百貨店マン。小売業とは如何に付加価値の高いモノを売るのかを考えること。 中国での奮闘ぶりを少しでもお伝えできれば幸いです。

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