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日本のファッション業界を憂う
この脱OEM宣言!!の伝達趣旨はOEM依存の体質から脱皮をしてブランド力やIT活用の強化、そして世界に目を向けたビジネスの手引きをすることであります。

そこでもう一度、現在大きな構造変化が起こっている日本の繊維業界やファッション産業の抱えている課題を整理してみました。

● 業界全体の売上はダウントレンドで21兆円から14兆円までシュリンク。

中国生産を中心とした産業の空洞化によるデフレの影響や、アパレルや小売のSPA化によって無駄な中間流通は淘汰、よって業界の産業分母は大幅に縮小。

● 先進各国と比較すると、日本のファッション産業は圧倒的に国際的な競争力不足。

繊維の輸入単位を100とした場合の輸出量を換算してみると、イタリアは470、 アメリカは20、フランスは、50イギリスは60。それに比較して日本はわずかに2ポイントと完全に輸入超過の内需型産業に甘んじている。

反面、日本のストリートファッションは世界から注目を集めており、若い子たちの中から自然発生的に生まれるファッションカルチャーは世界の中でも突出して進化をしている。

● 日本人にはブランド志向が根強いが、日本のアパレルにはブランドを根付かせようとする志向が無い。

日本には、優秀なデザイナーや秀でたテキスタイルの開発などクリエーションが存在するが、世界で通用するブランドが無い。ブランディングが何かを学ばなければならない危機感さえ持っていない現実。自社ブランドの商標など、知的財産の意識も希薄。

● 長い歴史を持つ産業である割には中小企業が多く、未だに労働集約型産業で、業務システム、インターネット、ウェブなどの導入の投資の重要性に対する理解が希薄。

経営者の高齢化、後継者難などの問題で、環境の変化への対応が遅れる。生販一体型のSPA化が企業の生き残りをかける必須課題と分かっていても対応力が困難。事実、IT化率は産業で最下位。ゼネコン以下の普及率。

こんなところが課題というか現実だと思います。

果たして何故?クリエイティブな芽はあるのに、世界で通用するアパレルが輩出されないのか?

それがこの業界の問題です。
 2005/09/18 14:05  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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