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京都の進学塾で、京都の有名大学卒の人間がおかしな事件を引き起こしました。 メディアは一様に、学習塾の管理(セキュリティ体制)や彼の卒業大学などをクローズアップしていますが、私は、どうせ取り上げるなら、なぜ、この加害者がこの様な人格破綻を起こしたかについて、家庭環境や生い立ちについてクローズアップし、問題を深く掘り下げて欲しいです。そして、そこに大きな問題があると気がついたら、それに対処すべく問題定義をして欲しいんです。 今回の投稿は,事件、子供、家族がテーマです。例えば「虐待」です。 子供にとって母親の存在は「世界」の全てです。言い換えれば、その関係は人間関係の 「全て」です。その母親に虐待をされた子どもはどう育つのでしょうか? 虐待を受けた子どもは、その瞬間に「世界」から完全に遮断されます。しかし、そういった子どもは、虐待を受けても親を恨んだり、憎んだり、抵抗することはできません。 親に殴られても、自分が何か悪いことをしたんだと、自分を卑下して毎日を送ります。そして多くの場合、その子どもは自分を責める様になるのです。ですから、その子にとって「自己評価」は極めて低くなります。自分に自信が無いのです。その「世界」から評価されたり、かわいがられたことがないので、自分は価値の無い人間だと思って育ってしまうのです。 そう言う子どもが持つ人間関係は基本的に「不信感」という新しく生まれた価値によって形成されます。不信感に満ちた「人間関係」と「自分なんて」という自らを卑下した価値観の中で育った子供も大人になります。そんな大人も社会の中では「まじめ」という仮面をかぶっています。 一番怖いのはそういった人間です。 今のところ日本には、社会のシステムとしてそれをカバーする構造がありません。虐待が有ってもそれを防止する強制力を持たない公的機関や相談窓口が存在するだけです。 今 一番日本に必要なのは、虐待児童を受け入れる組織や虐待に悩む親の相談所です。虐待の傷を発見したら、すぐにそれを訴える事ができる組織、本意では無くても結果的に虐待をしてしまっている自覚がある親が、悩みに悩んだ時に相談しに行かれる場所がありません。 私は、この国の最近のこう言った問題に対処出来る社会のシステムを熱望します。 私は、最近起こっている事件の背景には必ずこういった問題が起因していると思うのです。 つまり人格破綻に至る経緯を追求して、それをどう未然に防ぐか、心のケアを社会のシステムがどう取り組んでいくか、そんな問題を考えなければなりません。 しかし、下校中の小学生の誘拐殺人事件やマンションの耐震強度の偽装事件やら、本当におかしなことが毎日起こります。 来年は良い年であって欲しいと願いますが、どうも簡単に願いは通じそうにもありません。もっともっと我々は社会のシステムを見直し、声を出していく必要があるようです。 |





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