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日本の経営者の多くはこのブランドと言う価値をあまり認識しているとは言えないようです。ある記事によると、かのカルロスゴーン氏が日本に来てから一番驚いたことは、日産の社員達が自社のブランド力を全く認識していなかった事だったそうです。頭のどこかではブランド力が大切だと思っていても、仕事の優先順位はブランド力の構築以外の業務で埋め尽くされていませんか? クライアントは価格重視のあまり同じような商品であればより安い方を選択します。量販店では価格を値切るのは挨拶と同じような行為です。 トレンドや品質で差別化が出来なければクライアントに自社の製品の優位性を訴えても簡単に納品させてくれません。単品の商品であればすぐにもの真似もできるので競合他社に同じような商品をすぐに作らせてしまいます。クライアントの個別要求にいくら励んでもバイヤーはこちらの提案通りには買ってくれません。 クライアントの対応に励まなくてもバイヤーが欲しがる商品を提案する仕組みがブランド力の強化なのです。1つでも多く、1円でも高く、より効率的に製品を売りましょう。ファッションビジネスとは、ものをより安く売る事では無いはずです。例えば、ヨーロッパの有名ブランドは、日本から供給されたテキスタイルを同じカテゴリーで日本の企業の3倍や5倍の上代で販売をしています。その価値の差がブランドなのです。 では、ブランド構築の為に必要な心構えとは何でしょうか。当たり前で簡単な事ですが、他社のブランドを真似しないこと。まずはこれです。日本のアパレル業界には、この悪しき習慣が未だにはびこっています。この業界の経営者たちの頭の中には、自社商品を差別化しなければいけないことが分かっていても、根強い『ものマネ文化』があります。先日、中国に進出することを勧めた経営者が私にこう言いました。「中国は駄目だよ、すぐにコピーするから。だから中国に進出なんかできないよ。」と。ちゃんちゃらおかしな話です。日本のアパレル業界こそ、そのコピー文化の発信国です。 もうそんな悪しき文化は一掃して自分のオリジナリティで勝負しましょう。競合する他社とのポジションを明確に分けて考えるのです。現に当社のクライアントでは全く競合他社とは異なる戦略で、一般トレンドに流されること無く、外国で出店戦略を成功させている企業様もあります。 |




