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独立する時に、多くの先輩諸氏から沢山のアドバイスを頂きました。参考になることが山ほどあり、今でも感謝しています。経営者として役員に就いていた自分でも、いざ、独立しようとした後、自分が何も知らなかった、と言う事が分かってくるに従って大いに自らを恥じたものです。 今でも創業時に皆様のお世話になった恩は忘れないように意識しています。今までアパレル業界での仕事を通じて得た友達にも商売感覚に長けた人、ファッションが大好きな人など、ユニークで個性的な人が沢山いました。 しかし、現在アパレル業界を出て、IT業界に身を置いて決定的に違いを感じた事がひとつあります。それはビジネス感覚の差です。アパレル業界には無いビジネスセンスの差があったのです。 一番最初のアパレルウェブのホームページの構築は、今でこそ有名になったオン・ザ・エッヂ(現ライブドア)に委託しました。当時はまだ従業員30名程度の企業で、現在の当社の規模とさほど変わりの無い会社でした。訪問して「こんにちは!」と挨拶をしても誰も返事もしてくれず、約束をしたアポイント時間も、納期も守らず、社員は通路で寝ていて、テーブルの上を見ても飲みかけの食べ物や飲み物が散乱している、私にとっては生理的に受け入れられない感覚を持ったおかしな会社でした。ところが、2000年4月にマザーズに上場してから、あれよあれよと言う間に会社は成長して行ったのです。。。 現在メディアを通じて、オン・ザ・エッヂがどの様な過程を経て今のライブドアになっていったかは皆さんが知っての通りです。現在の敵対的買収の考え方には全く賛同できませんが、この5年の中で堀江氏に、株式の分割やM&Aなどによって会社を成長させる過程をまざまざと見せつけられたのです。そこに、自分が全く意識をしていなかった「資本政策」というものの重要性をオン・ザ・エッヂから学んだのです。今でもほとんどのベンチャー企業はこの資本政策を独立したときから重要視します。アパレル業界では聞いたことの無い概念でした。IPO(新規株式公開)は俺でも出来る! どう儲けるかと言うよりどう成長させるか、そんなイメージを強く持ったのがこの時です。それが2000年の暮れのことでした。 |




