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ネットワークの可能性
宇宙物理学者の池内了さんの「世間は狭い」と言う日経に載っていたコラムを読んで,いたく感激したのでそれを紹介させてもらいます。この話はインターネットに関わる我々に大きなヒントを与えてくれるもので、今後、ネットワークの本質的な概念と考えていかなければならないと思っています。

思いがけない人から共通の友人がいることを知らされて、「世間は狭い」と思うことが度々ある。そこでアメリカの学者が、ランダムに選んだ二人の人物を繋ぐ為には、何人の知り合いが必要かを調査した。
無名の人の写真と住所氏名をフォルダーに入れ、アメリカ国内の遠く離れた町に住んでいる人をランダムに選び、「もし写真の人物を個人的に知っていたら、そのままフォルダーをこの人物に送り、知らないなら、貴方の名前を記入してから、知っていそうな貴方の友人に、この手紙とともに送ってください」という手紙をつけて送ったのだ。これによってフォルダーが友達から友達へと転送されるので、最終的に写真の人物に届くために何人の手を経たかを調べることができた。さて何人だっただろうか?

 この調査では、全部で42個のフォルダーが写真の人物に届いたのが、平均するとたった5.5人の友達の間しか転送されていなかった。2億8千万人もの人口がいるアメリカだけれど、たった6人で人の輪ができるのだ。この発見から、人々がどのように繋がっているかを理論的に調べた結果、世界中の60億人を越える他の誰とでも、平均して6人を介して繋がることが証明された。
 何故、6人だけで世界中の任意の2人が繋がるのだろうか。その理由は、非常に多数の知人を持つ有名人がいることにある。地方の小さな空港から別の地方空港へ行くのに、大都会のハブ空港を経由するのと同じである。
 一人一人は小さな世界でしか生きていないけれど、人のネットワークを通じて繋がっている。世間が狭いのも頷けるだろう。
 2005/04/02 15:01  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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