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私もついつい社員に言ってしまう「頑張って!」・・・これには問題があります。 「頑張って!」は、とても安易で観念的な言葉です。日本の家庭の大半は子供を送り出す時に、玄関で「頑張ってきてね」と言います。帰って来た時は「どうだった?」です。サッカーの試合の日も、受験の日も、どんな日も同じです。見送る時は観念論で押し出します。帰って来た時は、結果論を求めて「どうだった?」。日本の企業社会もほとんど同じです。「頑張る」この言葉の意味の中には発信者側と受信者側にコンセンサスが取れていれば何の問題も無い言葉ですが、日本ではとてもファジーに使われていると思います。 これは、また聞きなので本当かどうかは確信が持てていませんが、アメリカの家庭では、出かける時も帰って来た時も「HAVE FUN!」(楽しんでらっしゃい!)(楽しめた?)というそうです。これは日頃から親子の関係に於いて、何故当人が受験の為勉強しているのか、何故サッカーの試合をするのかなど、それらを何の為にやっているか、というポイントにおいてプロセスの統一されたコミュニケーションがあるから成り立つ会話な訳です。だから「楽しんでらっしゃい!」だけで言葉はたりるのです。つまり子供に何故自分はそれに取り組んでいるのかを自覚させ、能動的に行動を起こさせる親子のコンセンサスがそこにはあります。日本の営業棒グラフのある会社にただ売上を上げろと言っても本当に頑張れるのでしょうか。 「頑張る」と言う言葉に、大きな文化の違いを感じます。 今、私は社員とは1年に2度だけコミュニケーションの時間を作るように心がけています。完璧には出来ていませんが、お互いの目的や目標のすり合わせをして、悩みや不満などに耳を傾けるように努力をしているつもりです。そのコミュニケーションとプロセス管理があればきっと「頑張って!どうだった?」の会話は必要なくなると思いますが、ついつい口に出てしまっています。 そこがコミュニケーションの難しいところです・・・ |




