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にっぽんの食卓

ドイツには結構NHKのようなドキュメンタリー番組が多い。
司会者もいなければコメンテーターもいない、たんたんとレポート映像が流れ、レポート対象となる人へのインタビューを中心にしており、無理な編集のない現実に近いドキュメントを見ることが出来る。

昨夜「日本の食文化」についてのドキュメントが放映されていた。
そこには、日本人の食餌(あえて食餌といってもいいだろう)に対する価値の重要度、たとえば
豆腐や納豆、味噌など大豆からできる重要な食品がどのように生まれたか、これらが日本の風土ならではの産物であること、今も上記を中心に肉類と野菜だけでなく山の幸、海の幸、さらには、季節ごとに変わる野菜や鮮魚が食されている、ということを驚きと羨望の目で語られていた。
ドイツ人にとっては食事=空腹を埋めるもの、以上に価値を置いていない。
もちろん、おもてなしの料理やお祝いの料理は(誕生日やクリスマスはドイツ人にはとても重要なイベント)は存在しても、食を通して、健康を保つ日々の生活は日本人ほど根底に無い。

旬の野菜で季節を感じ、できるだけ季節の食材を楽しみ、その栄養価を感じながら日々を送る生活というのはすでに驚きのようである。
たしかに野菜=根菜しか主になく年中「保存」できる野菜しか身の回りにないドイツでは、鮮度の良し悪しやそこに季節の移り変わりを見出す感覚は備わらないだろう。

またコミュニケーションの場として機能している食文化、例えば焼き鳥、お好み焼き、鍋、またはわんこ蕎麦大会の模様も放映されていたが、そんな躍動感のある食も伝えられていた。
東京には20メートルに一見は食事どころがある、などといわれていたがもっとあるだろう。
ここに食=コミュニケーション、食≠満腹、が見える。
福岡の屋台の様子では、おでんや焼き鳥の屋台街にちょっと座って一日の終わりを迎えるOLや会社員の姿を写し、和やかな夜の様子も。

ドイツ人は夕食にパンを食す。
パンを切ってその上にバターを5mmくらい塗り、サラミ・チーズを乗せて食す。
それだけである(!!!)
合理的な夕食だそうだ。
確かに、買い物/調理時間/後片付けに費やす時間を考えると、10分で済む食事で
なおかつ経済的、バランスの取れた(食物繊維は至極足りないと思うが)食事ができる。
だから夜の時間が長い。
夏になれば10時まであかるい北のヨーロッパならではの日の長さでもって、食後に
昼間のように公園でお喋り、映画へでかけたり、カフェに座って一日を締めくくる。
ここには別の文化がある。

8%と25%
これは給与の何パーセントを食費に費やすかの統計らしいのだが、前者がドイツ人、後者が日本人の数値だそうだ。
ドイツ人は非常に倹約家であることは必ず追記しなければならない。
できるだけ節約し住宅の調度品や旅行費の貯蓄にあてているのである。

そうそう、「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶も素晴らしいと賛美。
やはり大地の恵みへ、提供してくれた人への感謝の気持ちを大切にし、席をともにし語り合う日本人の活きいきとした姿は、印象深いものになったようだ。

2008年04月18日(金)  15:18  / LIFE  / この記事のURL  / コメント(1)

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http://apalog.com/berlin/archive/34

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Posted by 加拿大移民 at 2008年05月16日(金) 01:27